こんにちは!櫻庭設備です。
湧水槽と聞くと、「水がほとんどないのでは?」とイメージする方が多いかもしれません。
今回は、2022年10月に新宿で行った、ビルの地下にある湧水槽の清掃事例について紹介します。
簡単な清掃手順も記載していますので、湧水槽の清掃のご依頼を検討されている方は、合わせて参考にして下さい。
湧水槽とは、建物の地下にある雨水や地下水などを一時的に貯留するタンクのことです。
槽内の水が一定量溜まると、水中ポンプにより水が外に排水される仕組みで、水が地下に溜まるのを防ぐ働きがあります。
湧水槽の汚れをそのままにしておくと、排水ポンプの故障や、ハエ・ゴキブリなどの害虫が発生するといった不衛生な状態になるでしょう。
また湧水槽の底には、泥やゴミなどが滞留しています。
湧水槽をキレイに保つためには、定期的な掃除が必要不可欠です。
湧水槽の事例を、簡単な清掃手順も踏まえてご紹介します。
湧水槽の清掃は、槽の数にもよりますが、通常2時〜2時間半で完了します。
今回は、4つの湧水槽の清掃とコンクリート破片の吸い出し作業も加わったため、3時間半かかりました。
事前準備として、湧水槽の水をすべて排出してからスタート。
次に高圧洗浄機のホースを設置します。
湧水槽の掃除は、水だけでは落ちない汚れが多いため、高圧洗浄機を使うケースが大半です。
今回の現場は、ほかの業者さんも作業中で、ビル内で高圧洗浄機のホースが入るか心配でしたが、なんとか設置に成功!
また建物の扉付近や水を出した際にホースが当たりそうな部分には、上記の写真のようにホース部分にタオルを巻き、建物内を傷つけないよう工夫をしました。
建物の床下に湧水槽があるため、上記のように体をかがめて内部へと入っていきます。
皆で協力しながら、少しずつ高圧洗浄機のホースを中へ降ろしていきます。
弊社のチームワークが試される場面です。
左は、湧水槽の床にある泥を高圧洗浄機で吹き飛ばしている写真です。
湧水槽で上部を洗浄する際は、地上の床まで高圧洗浄機の水飛沫が飛ばないよう、丁寧に作業をしなければいけません。
職人のスキルが求められるところです。
今回の現場は作業スペースが狭かったため、特に注意しながら取り組みました。
清掃したキレイな状態を維持するため、一度水で念入りに洗い流し、水気がないよう拭き取ります。
最後に水槽内が完全に乾いたら、片付けをしていきます。今回は、新宿地下にある湧水槽の清掃事例を紹介しました。梅雨や台風時には、湧水槽自体が満杯になることもよく聞かれます。
今のシーズンに湧水槽の掃除をしておくことで、来年の台風対策にもつながりますね。
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