
こんにちは。関東エリアで給排水設備の施工・調整を行っている株式会社櫻庭設備です。
弊社では、積極的にAIを導入しています。
AIというと、「便利な検索ツール」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
実際に、調べものをしたり、一般的な知識を得たりする用途で使われることが多く、いわば高性能なGoogleのような位置づけで認識されがちです。
しかし、当社ではAIをそのような使い方はしていません。
AIは「答えをもらうもの」ではなく、「考えを深めるためのツール」として活用しています。
今回は、当社が実際にAIを使って分かった活用の方法を順を追いながらお伝えしていきます
導入当初は、AIに経営プランや施策について質問し、回答を得るという使い方をしていました。
ただ、返ってくる内容はどれも「一般的・常識的・当たり障りがない」といったいわゆる「教科書的な答え」が中心です。
もちろん間違っているわけではありませんが、実際の経営判断にそのまま使えるものではなく、「参考情報」にとどまるレベルです。
この段階では、AIは単なるナビゲーションやガイドのような存在でした。
転機となったのは、質問の内容が変わったことです。
表面的な質問ではなく「実現可能性・矛盾・リスク」といった、より深いテーマを投げかけるようになりました。
すると、AIの回答も変わっていきます。
「答え」を返すのではなく、「この部分に違和感はありませんか?」と指摘を返してくるようになったのです。
この時点で、AIの役割は「教えてくれる存在」から、「思考を整理する参謀」へと変わりました。

当社では、経営プランを立てる際に、一度自分で全体像を組み立て、そのプランをAIに伝える流れで活用しています。
その中で、AIには以下の部分を指摘してもらいます。
・計画に論理的な矛盾はないか
・実現が難しいポイントはどこか
・想定されるリスクは何か
・他社ではどう対処しているか
このような、ズレを見つける役割を担ってもらっているのです。
AIには、あらかじめ以下の情報を共有しています。
・会社の規模
・業種
・事業内容
・現状の課題
これらを伝えることで、一般論ではなく、「この会社ならどうするべきか?」という視点で回答が返ってきます。
これにより、単なる情報ではなく、実際の意思決定に近い形で活用することが可能となりました。
当社にとってAIは、「問題点を提示してくれる存在」です。
・ここは論理的に弱くないか
・この前提は正しいのか
・このまま進めて問題はないか
こうした指摘を受けながら計画を何度も見直していくことで、精度を高めています。
AIとのやり取りは一度で終わりません。
・仮説を出す
・指摘を受ける
・修正する
・再度検証する
この繰り返しによって、計画の精度を高めていきます。
いわば、AIを使ったローリング型の思考プロセスです。
この積み重ねによって、最初に立てたプランとは比較にならないほど、現実的で精度の高いものに仕上がっていきます。
AIは万能ではありません。
だからこそ、人間が考え、AIに検証させる必要があります。
この使い方によって、これまで見えなかった課題や矛盾に気づけるようになりました。
ぜひ当社の例を参考に、AI活用を試してみてください。