こんにちは!埼玉県新座市を中心に、関東圏で給排水・衛生関係の設備工事を行なっている株式会社櫻庭設備です。
櫻庭設備は、軽度の作業から専門的な作業まで承ります。
今回は弊社で対応した珍しい事例について紹介します。
東京の地下には、地下水が湧いているため、湧水槽というのがあります。
本来は、そこに排水ポンプを設置して、染み込んできた地下水や溜まった水を排水します。
しかし、先日依頼を受けた仕事で、湧水槽に蓋をしてしまっていたケースがあるのです。
私たちは仕事柄、東京の地下水についてや湧水槽について理解していますが、もしかしたらそこのビルのオーナー様が湧水槽の必要性がわかっていなかったのかもしれません。
そのため、湧水槽の上に蓋をしてしまったんです。
蓋をしてしまうとどんなことが起きるか…というと、何らかの理由で水が溜まってしまったり排水ポンプが故障していたりする場合にも確認できないのです。
そして、実際に内装屋さんが湧水槽に気づき、あけてみるとギリギリまで水が溜まっているというトラブルが発生してしまいました。
トラブルに対して私たちが行ったのは、排水ポンプを設置しての水の吸い出しです。
対策としては、まずこれしかありません。
ただ、今回問題だったのは、元々設置されていた排水ポンプが老朽化していたことです。
排水ポンプを定期的に確認しなかったために、老朽化し、そのまま放置され、今回の自体にまで至ってしまったのです。
一見、「水が溜まってそれを排水しただけ」ともいえるのですが、実はこの後が大変です。
なぜなら、排水ポンプの交換はそう容易にできるものではないからです。
メーカーに在庫があれば良いですが、在庫がなければ交換まで数カ月かかることもあります。
そうなってしまうと、その建物はまったく水道を使えなくなります。
商業ビルなどならまだしも、マンションなどになるとさらに大きな問題です。
居住者が水道を使えなくなるわけですから、損害賠償になる恐れすらあるのです。
今回の件については、水を吸い出した後に内装屋さんとも相談し、今後は蓋をしないで中に入れるようにしていただくようにお伝えしました。
これによって、今後同じようなトラブルを避けられるでしょう。
このように、私たちの仕事では「こんなことが起きているんですが、みてもらえませんか?」というようなケースもあります。
どのような内容に対しても対応できますので、給排水設備周りで不安や疑問があれば、どんなことでもご相談ください。