東京・神奈川・千葉・埼玉の給水・排水設備工事|株式会社 櫻庭設備

2026.02.25

DXは正しい。でも「現場に落ちているか」は別問題

こんにちは。関東エリアで給排水設備の施工・調整を行っている株式会社櫻庭設備です。

ブルーカラー業界でもDXは確実に進んでいます。

管理側から見れば合理的で、進捗も可視化できる。理屈としては非常に効率的です。

しかし、ここに一つの課題があると感じています。

現場作業中の報告は難しい

アプリの多くは、「作業 → 作業前 → 作業中 → 作業後」と流れを選択して、報告・写真撮影をするという設計になっています。

このような仕様は、現場からすれば「難しい」というのが正直なところです。

落ち着いている現場なら問題ありません。 時間があり、順序通りに作業できる現場なら、入力しながら撮影も可能でしょう。

ですが、水がドバドバ出ている緊急対応の現場で、「作業を選んでから撮影して報告してください」という余裕はあるでしょうか。

優先すべきは記録ではなく、対応です。

現場はスピードが命だからです。

管理側にとっての合理性と現場とのギャップ

管理側にとっての合理性と現場とのギャップ

アプリ設計は管理者目線では非常に合理的です。

工程ごとに整理され、台帳も自動生成される。抜け漏れも防げる。

ですが、現場にとっては、

・毎回項目を選択する
・工程を選んでから撮影する
・リアルタイム入力を求められる

これらが作業の負担になることがあります。

本来、DXは便利なはずなのに、結果として現場の動きを遅くしてしまうケースもあるのです。

DXの目的は「速くすること」

当社もDXに対して積極的に取り組んでいます。

ただし、基準は明確です。

「作業が速くなるかどうか」です。

たとえば、アプリなどで管理を行う方法と、紙に書く方法。どちらが作業が早いのか試してみました。

すると、紙に手書きで書く方法のほうが早かったのです。

一見するとアナログな方法ではありますが、結果的に時間短縮となるのは、手書きなのです。

導入が目的ではない

DX化を進めるにあたり、注意しなければならない点があります。

「DXを導入すること」自体が目的になっているケースです。

現場を十分に理解しないまま設計された仕組みは、現場作業員の負担になることもあります。

DXは本来、負担を減らすためのもの。作業ステップが増えるなら、それは再検討が必要です。

現場が改善されてやっとDXが役に立つ

現場が改善されてやっとDXが役に立つ

DXは何のためにやるのか?

現場の負担を減らすためではないでしょうか。

ですから、当社としては、以下の基準でDX化を進めていきたいと思っています。

・本当に速くなるか
・現場が楽になるか
・品質は上がるか

DXは手段であって目的ではありません。

現場が強くなるための仕組みであるべきだと考えています。