
こんにちは。関東エリアで給排水設備の施工・調整を行っている株式会社櫻庭設備です。
櫻庭設備では、排水管や水道設備を中心とした事業に加えて、近年M&Aを通じて空調冷媒設備を手がける会社を子会社として迎え入れました。
業種は異なるものの、いずれも建物のインフラを支える設備工事という共通点があり、現場での知見やノウハウを活かした連携が可能です。
今回は、その中で取り組んだDX化の事例についてお伝えします。
かつては「独立すれば仕事がある」と言われていた建設業界ですが、現在は慢性的な人手不足に直面しています。
一人親方のような少人数体制では、大きな案件に必要な人員を確保できず、業務量にも限界が出てきます。
たとえば、3人以上のチーム編成が必要な現場では、人数がそろわなければ仕事を受注すること自体ができません。
フリーランスに対する法的な規制も強化されつつあり、大手からの依頼も減少傾向です。
こうした背景の中で、グループ経営による「人的・組織的なまとまり」は、大きな強みとなりつつあります。
M&A後は、親会社・子会社それぞれの経理や労務、人事、会計、キャッシュフローなどの管理業務を、ひとつのシステムに統合する取り組みを進めています。
グループ内で同じフォーマットのデータを使用することで、重複入力や転記の手間を省き、作業効率を大きく改善しました。
また、協力会社との連携でも同様のシステムを導入することで、発注・請求業務などを一本化。
DX推進による業務の標準化が、グループ全体の生産性向上につながっています。

2社をまたぐ形での業務統合は、煩雑さを伴うケースが多いものですが、櫻庭設備では「共通システム化」によってその負担を最小限に抑えています。
基本的な操作や入力の流れは1社分と変わらず、単純に扱うデータ量が増えるだけという運用が実現できています。
この仕組みにより、子会社のDXも自然と推進され、双方の管理精度や意思決定のスピードが向上しました。
M&Aによって単なる規模拡大を目指すのではなく、「業務の質」をともに高める体制を整えています。