皆さん、こんにちは。埼玉県新座市を中心に、給排水・衛生関係の設備工事を行なっている株式会社櫻庭設備です。
最近、少しずつ暑い日が多くなっていますね。暑い日が続くと、水道水を飲む頻度が増えてくる方も多いでしょう。今回は、夏に起きやすい水道管のトラブルを3つ紹介します。
前提として、日本の水道水は保存ができる飲用水です。問題が起きないよう水道法により、浄水場で厳格に管理されています。
全世界的に見ると、日本のように水を直接飲用できる国は限られているようです。蛇口をひねれば飲める安全な水は、私たちの生活に欠かせない存在といえます。
夏に起きやすいトラブル例を3つ紹介します。
貯水タンクの適切な管理がされないと、水質の劣化が起こる可能性があります。
貯水タンクは、FRPやステンレス、鉄板などの素材で作られています。一般的に最も使われてる素材は、FRPです。
しかし、FRP製のタンクは経年劣化が進むと、パネルパッキンやネジから漏水することがあります。特に、屋外に設置されたタンクは赤外線によって劣化が進み、日光が中に当たることで水質が変化する場合があります。
なお、貯水タンクの有効容量が10㎥を超える場合、年1回の清掃・検査が水道法により定められています。タンク内の水質を維持し、安全な飲用水を確保するためです。
一方、有効容量10㎥を超えない小規模水槽水道のタンクは、法律による明確な規定はありません。ただし自治体によっては、清掃・検査に関する規定を設けている場合もあります。
清掃・検査を怠ってしまうと、安全な水が汚染される可能性が高まるでしょう。
対策としては、タンク型の浄水器がおすすめです。市販のミネラルウォーターの利用も一つの手段ですが、長期的なコストを考慮すると、タンク型の浄水器の方が経済的であるといえます。
冬の発生頻度が高い排水管の油詰まりですが、夏も発生します。
対策として、シンクにバケツ1杯程度のお湯を流しましょう。また、シンクにお湯をため、一気に流すと、水道管内で水が滞留せずに、流れる可能性が高いです。キッチンの水が流れにくいと感じたときに、試してみてはいかがでしょうか。
長い間蛇口をひねらなかったりすると、いやな匂いが発生するケースがあります。
通常、各排水管の中間部分には、排水トラップ(水だまり)が設置され嫌な匂いをせき止めています。排水トラップ(水だまり)は、水が流れる度に新しくなりますが、長期間使わないと水が蒸発します。水が蒸発してしまうと、嫌な匂いが生じるでしょう。
夏であれば、1週間に1回は蛇口を捻り水を流してください。
今回は、夏に起きやすい水道管のトラブルを紹介しました。日本の水道水は、高い水質基準を満たしており、安全に飲むことができます。
水道の適切な管理をすると、快適な生活が送れるでしょう。水道に関するトラブルは、ぜひ給排水のプロである弊社にお任せください。